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物忘れが激しく物覚えが悪い、三十路の備忘録

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男の子のあこがれ

2012.11.14 (Wed)
 “鉄の拳”といわれたブランコ・シカティックがK-1グランプリを制したのは1993年。第1回大会のことです。あの頃はアンディ・フグ、ピーター・アーツ、佐竹正昭、スタンザ・マンなんかが出場していました。
 当時、『修羅の門』等々の影響で格闘技というものに多少興味を持っていた僕は、『燃えよドラゴン』を初めて視聴しました。それからというもの、ジャッキー・チェンより断然ブルース・リー派です。

 そもそもカンフー映画に対するアプローチがまったく違う二人なので比べるのはあほらしいのですが、やっぱり学校なんかではどっちが好き? みたいな話になるわけです。で、僕はブルース・リーが好き。
 追って『ドラゴン怒りの鉄拳』、『ドラゴンへの道』、『ドラゴン危機一発』、『死亡遊戯』と一通り観ましたが、とにかくストイックに強い自分を表現するブルース・リーは、柔和でひょうきんなジャッキーに比べてどこか近寄りがたく、ギラギラした鋭さがあったんですねえ。ただただ強くてカッコいい。

 中でも一番のお気に入りは『ドラゴンへの道』。主演映画の3作目にして本人監督作、おそらく心身ともにブルース・リーがもっとも充実していたのではないでしょうか。彼のパーフェクトな肉体を見てもそれが伺えるというものです。もう涎出ちゃいます。
 珍しくちょっとコミカルなキャラクターも見せるあたり、いいかんじで力を抜いて観られるし、アクションはキレキレです。特によく覚えているのが、レストランの裏でチンピラを吹っ飛ばす強烈なサイドキックのシーンと、コロッセオでのチャック・ノリスとの決闘。
 コロッセオのシーンはいろいろ印象深いです。闘う前にみっちり準備運動するブルース・リー、なぜかちょいちょい差し込まれる黒猫ちゃん、チャック・ノリスの胸毛と泣きそうな顔。ブルース・リーのストレッチはめちゃめちゃカッコよくて、あの一連の動きを真似したいと何度思ったことか。
 とにかく脂の乗り切ったブルース・リーの大トロを堪能したいなら『ドラゴンへの道』! これしかない!

 一方ハリウッド進出作『燃えよドラゴン』は、僕にとっては赤身みたいなもんです。もちろん面白いし、名場面も満載。「Don't think. Feel」とか、相手に止めを刺すときの悲しみの顔とか、こっそり蛇を放って敵の動揺を誘うリーとか、ハンをぶっ飛ばす高速ハイキック(ここはホントすごい!)とか、鏡の間の決闘とか、血を舐めとって見得を切るリーとかとか。だけど悲しいかな、ブルース・リー自慢の肉体に衰えが見えてしまうのです…。
 ブルース・リーは、この映画が公開される直前に、この世を去ってしまいました。劇中の彼は体調不良に苦しむ晩年の姿であって、『ドラゴンへの道』などの姿に比べるといささか痩せてしまっています。
 そういうわけで、スーパーアクター ブルース・リーがもっとも理想を体現し、もっとも輝いていたのは『ドラゴンへの道』であったはずだと思うのです。
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