Layabout

物忘れが激しく物覚えが悪い、三十路の備忘録

スポンサーサイト

--.--.-- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『カジカ』

2013.02.12 (Tue)
『カジカ』は1998年に連載された、鳥山明の作品である。コミックス全1巻。

最近読み返したが、この作品は鳥山マンガとしてははっきり言って凡庸である。
強くて純粋な主人公カジカや、クールなライバル・イサザといったキャラクター造形。「ドラゴンの卵」をめぐる冒険。かめはめ波のような技。カジカに秘められた真の力。などなど、ざっと見渡すと『ドラゴンボール』の亜種といった感が否めない。

相変わらず雰囲気はカラリとしていてサクッと読めるし、戦闘の描写もさすがの上手さ。しかし『ドラゴンボール』を10年読んだ後では、新鮮さはほとんど皆無だったといっていいだろう。連載当時も「もうこれしか描けんようになってしまったのか…」と思ったものだ。

『ドラゴンボール』後、殺伐としたバトルに辟易し、『Dr.スランプ』のような牧歌的な世界に回帰した鳥山明であるが、この『カジカ』には『ドラゴンボール』後期のような暴力表現も少々見られる。その点でも、どうも中途半端な印象が残ってしまう。

カジカやイサザなど、淡水魚の名前なんかをうまくキャラクター名に使うあたりは、いかにも鳥山ワールド。話や設定はなんでもいいから、とにかく鳥山ワールドに触れていたいというコアなファンだけが楽しめる作品かもしれない。僕はそっち側です。
スポンサーサイト

コメント


管理者のみに表示

トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。