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物忘れが激しく物覚えが悪い、三十路の備忘録

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よくわからなくなってきた。統一球とはどういうもの? コミッショナーってどういう人?

2013.06.15 (Sat)
野球機構が統一級の規格変更を隠蔽していたとして問題になっているが、ちょっとわからないことがいろいろあるので整理。

<統一球とは>
2011年からプロ野球の公式戦で使用されているボール。
2010年までは4つのメーカーがボールを供給していて、球団によって使用するボールが違っていたみたい。そうするとボールの質に差が出て、ボールが飛んだり飛ばなかったりする。なおかつ、国際試合で使う球と国内で使う球の違いに毎度選手が困惑しているということで、いっそ国際基準(?)に寄せて質を統一しようということになった。ボールの供給メーカーはミズノ1社に決まる。
ボールの変更にともなって大きく変わったのが反発係数(飛びやすさ)である。
2010年まで = 反発係数:規定値である0.4134〜0.4374の間でバラバラ
2011年から = 反発係数:0.4134に近づけて統一


すると年間ホームラン数が、
2009年:1534本 → 2010年:1605本 → 2011年:939本 → 2012年:881本
と目に見えて減少したのである。ほうほう。飛ばないようにしたから、飛ばなくなったんだね。

結果、貧打戦になり試合がつまらんくなったというファンが出てきた。
おまけに2013年のWBCでも負けちゃって、統一球ってなんなんじゃ! という声も噴出。こりゃまずい。

そして迎えた2013シーズン。あれま、突然ホームラン数が増加。
打者が慣れた? いやいや統一球の質が変わったのでは? とまことしやかに囁かれていたところ、「内緒で変えてました」と日本野球機構が明らかにしたというのがことの次第だ。
しかも、これまでの統一球は反発係数の下限0.4134にも満たなかったというのだから、大問題。規定違反じゃないのか〜。

※ボールと飛距離の関係については、
こんな記事→http://number.bunshun.jp/articles/-/224434 とか
こんな記事→http://news.livedoor.com/article/detail/7610308/
もあるので、読んでみると結構面白い。味方はいろいろだね。

<加藤良三とは>
日本プロ野球の現コミッショナー。統一球の導入を押し進めた張本人。
元外交官で野球好きを自認しているとのこと。
(就任時のごあいさつをどうぞ→http://www.npb.or.jp/commissioner/news20080701.html)
この方、東日本大震災のときに3月25日開幕を断固主張、米国利益偏重のWBCに選手会が参加反対した際には参加を主張と、どうもファンからは良く思わないことも多かった模様。ふむふむ。
さらに、並ならぬ意気込みでボールに自分の名前まで入れて導入した統一球が、2013年に「自分の知らないところで変わっていた」と言ったものだから批判続出、「ウソつき辞めろ」の大合唱とあいなった。

加藤氏曰く、「不祥事ではない」「知っていれば公表した」。実際にボールの変更を進めたのは下田事務局長とミズノ社の独断で、露ほども関与していないらしい。ウソか本当かはわからないが、しどろもどろになった末に下田氏は辞任を表明。まるで鉄砲玉かトカゲの尻尾切りに見えても仕方がないよなあ。

<コミッショナーとは>
ところで、コミッショナーってどういう人なんだろう?
正確かどうかは責任持てないけど、日本プロ野球組織の最高責任者かつ最高権力者であり、日本野球機構の会長も兼ねているという。つまり野球のルールにおいても興行においても一番エラい人。球団間の話し合いなどに裁定を下したりするらしい。
任期は2年で辞任以外に解任する手段はないようなので、2013年中は加藤氏が辞めると言わない限り続行となる。

加藤氏は元外交官、歴任者も官僚や検事長、東大医学部教授と、コミッショナーになる人は野球関係者ではなく第三者的な人物が選ばれている模様。ふーん。


こうして調べてみると、なるほど色々知れて面白い。今回の問題についても自分なりには整理できた。

①規定の反発係数に満たなかったボールをこっそり変更するのは、明らかにミスの隠蔽であり不祥事。
②選手の成績と評価に関わるのだから、ボールの変更が球団・選手に知らされなかったのは問題。
③統一球の考え方は悪ではなく、飛ばなくなったり飛ぶようになったりすること自体が問題なのではない。
④加藤コミッショナーが「知らぬ存ぜぬ関係ない」を組織ぐるみで貫ければ、任期を終えるまで辞める理由がない。本当に知らなかったかどうかは、他人には知る由もない。

こりゃスッキリ解決するのは難しいですわ。
ボール変更の隠蔽については、下田事務局長が一人で責任を取ると言い切ってしまったわけで、関与があったにせよ無かったにせよ加藤コミッショナーは責任を負うつもりがないらしい。
多くの野球関係者やファンが怒り心頭だろうが、これだけ文句を言われても加藤氏は平気の平左なのだから、もうどうしようもない。
真相はまだわからない。本当に何も悪いことはしていないのかもしれないし、面の皮が超弩級に分厚いのかもしれない。

そもそもコミッショナーというのが、野球界の民主的な自治のために置かれたものであるのに、どうも独裁的になってしまっているんじゃないのかなあ。おまけに野球界の外からやってきているから、選手の立場と乖離した主張や施策がまかり通ってしまう気がする。
次期コミッショナーには、きちんと野球の現場を知る人が選ばれるべきだと思うなあ。
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