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物忘れが激しく物覚えが悪い、三十路の備忘録

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歌う俳優たち、その4:隠れシンガーソングライター江口洋介

2013.06.21 (Fri)
サラサラツヤツヤのロン毛にキャップ姿で「日本のあんちゃん」に君臨した男、江口洋介。
年々、男臭く渋みを増していく彼は男性から見ても魅力的で、もはやあんちゃんというよりアニキだ。

ヒマさえあればバス釣りに出かけるこの自然派男児が、かつて歌を歌っていたことは知っている人も多いだろうが、実は作詞作曲をこなすシンガーソングライターだったことはあまり知られていないのではないだろうか。
はい、僕は正直知りませんでした。

『恋をした夜は』あんちゃん度:★★★★☆
おそらくこの曲でほとんどの人が江口の歌を認識したであろう、最初のヒット曲。とはいえオリコンチャートでは最高17位とさほど振るわず、どちらかというとじわじわ長い時間をかけて浸透していった。
缶コーヒーのCMソングの印象が強いこの曲、映画『七人のおたく』の挿入歌だったりもする。ウッチャンナンチャンが主演、7人のオタク達がそれぞれ得意な技巧や知識を駆使して作戦を遂行する、というなかなか尖った映画である。サバゲーオタクやフィギュアオタクなど、今も数多い愛好家たちの類型はここである程度示されていて、余暇をとことん趣味に費やすバブル期のオタク文化が、アングラからメインへと引き上げられ始めた時代背景を思うと感慨深いものがある。
そんな中で江口が演じていたのはMacオタクのエンジニア! いまやMacはファッションアイコンですからねえ。劇中の江口もファッショナブルな雰囲気で、Macの立ち位置みたいなものを非常によく捉えている…気がする。

歌と関係ない話が長くなってしまったが、曲は爽やか系ミディアムポップス。恋の始まりに弾む気持ちや、片思いしている時期のもどかしさなんかを歌う。「君の部屋の灯かりを ひとり遠く見ていた」とか「君のうしろ姿を 熱く熱く見送った」とか、気持ちはわかるが軽いストーキング風味でやや物騒。気持ちはわかるよ!
好きな人ができるとねー、すべてとは言わないけど、少なくともその恋はなんとかなるんじゃと思っちゃう目出たいタイプだったよ僕も。こういう男子の能天気さは、あんちゃんも同じだったかー。
溢れるポジティブ。

『愛は愛で』あんちゃん度:★★★★★
こちらはドラマ『陽のあたる場所』の主題歌で、オリコン8位と健闘。ところがこのドラマにはなんと江口洋介が出演すらしていないという、歌う俳優にあるまじきパターン! シンガーソングライターだからすかね! 曲提供したんすかね!

曲のほうは、アコースティックギターとピアノのノリが良い軽快なロック(?)。なんとなく福山雅治の『hello』とかを思い浮かべれば近いような。
一生懸命生きてれば、愛や夢もなるようになるさ! そんなポジティブな人生観をアッパーに歌い上げる江口。歌唱にも力が入っているのがわかる。ドラマが青春をテーマにしているので、それに合わせたんだろうか。どこまでも青臭く真っすぐだ。『ひとつ屋根の下』しかり、この頃の江口はこういうバカみたいに直情的な爽やかあんちゃんというのがパブリックイメージだったんだろうなあ。


今や完全に音楽活動から身を引いてしまった江口洋介。俳優というより役者といった風情の今の彼では、確かに片手間に歌を歌うのは難しかろう。でもせっかく曲作ったりしてたんだから、たまには歌ってほしいなあ。森高千里にドラム叩いてもらってさ。
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