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物忘れが激しく物覚えが悪い、三十路の備忘録

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YouTubeと音楽著作権とコンテンツビジネス

2013.07.16 (Tue)
動画投稿サイトにおける音楽著作物の利用について、少々ギモンがあったのでここに整理する。

現状、YouTbeを運営するGoogleでは、JASRAC等の著作権管理団体と契約し、まとめて利用料を支払うことで「ある一定ラインの」利用許諾を得ている。

・CD、DVD等の音源をそのままアップロードする → NG!
・CD、DVD等の音源をそのままBGMに使用した動画をアップロードする → NG!
・カラオケボックスの音源を使った動画をアップロードする → NG!
・楽曲を自ら演奏あるいは歌唱した動画をアップロードする → OK!

うむむ、要するにメロディと歌詞についての利用許諾は得ているけれども、演奏権などの著作者隣接権を有するものについては許可されていない、ということだろうかね。
簡単に言うと、他人様が手間ひまかけて録音した音源を勝手に複製したり送信可能な状態にしちゃダメですよってこと。なにしろ1曲レコーディングするにも奏者やらミキサーやらいろんな人の権利が絡んでるからね。

カラオケで歌っている人の動画を時折見かけるけど、勝手にやっちゃうとあれもダメなんだ。
http://joysound.com/ex/st/caution/

一方で同じように手間ひまかけて曲を生み出した作詞家、作曲家の権利についてはクリアになっているんだと。
そのためコピーバンドの演奏なんかは、アップロードすること自体は問題ない。
ただし、それとは別に演奏権というものがあるので注意が必要かも。演奏権てのは、公衆の前で許可なく著作物を演奏されない権利で、非営利目的の場合は無許可でよい、というもの。
だからYouTube上での権利処理に問題はなかったとしても、演奏自体が演奏権の侵害という場合もあり得るわけだ。

そもそもが親告罪なので、著作権者が訴えを起こさない限りは罰せられることはない。
YouTubeでも著作権者本人か正式な代理人が侵害通知を行うこととなっている。
http://www.youtube.com/yt/copyright/ja/copyright-complaint.html

そのため権利者のチェックが追いつかなかったり黙認されているケースもあるだろうけど、侵害行為が権利者の利益を損なうと、次の創作への下支えがなくなってしまい文化が停滞する可能性がある。
広く音楽を楽しめるようになったのは誠にありがたいことだけど、才能ある創作者にダメージを与えてしまうようなことはあってはならんよなあ…。


いまやYouTubeにはアーティストの公式チャンネルが続々オープンし、PV等を惜しげもなく公開するようになった。
違法コンテンツのダウンロードが刑事罰化したことを受けての流れだと思うけれど、CDやDVDの売上、映画の興行収入などがことごとく低下しているのを見るにつけ、コンテンツにお金を払う感覚は失われつつあるんだなあと実感する。

どうせCDは売れないし、放っといても勝手に曲を共有されちゃうし、だったら自分らで堂々と公開してファンを増やそうと。ついでに違法アップロードへの需要も無くしちゃおうと。そんな感じなんでしょうかね。

コンテンツの収益化というテーマは、なかなか難しそうだわ。
握手券や投票券をつけて音楽を売るという手法も、このコンテンツビジネスの過渡期が生んだ徒花のようなもんだよね。好き嫌いの分かれる商法だけど、それによって一部のクリエイターが報われている側面も無視できないとは思う。


※本ブログは法曹関係者が執筆しているものではないので、正確な法解釈は専門家のご意見等を参照してください!(脱出!)
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